夏のこむらがえりと熱中症

今日は8月5日、夏まっさかり、今週の外来は「夜中に足がつって眠れない」という方がいつも以上にたくさんいらっしゃいました。

多くは中―高年者の方で「先生、夜に足がつって痛くて大変なんです」「最近、今までになく足が急に痛むんです。何か病気でしょうか」と大変心配されて来たかたもいらっしゃいました。

 おそらく、8月に入ってから日中30度前後の暑さが続いておりますが、夜も寝汗をかくほどの中で、からだの水分不足が足のこむらがえり(医学的には有痛性筋けいれんと言います)を引きおこしていると思われます。

 足のこむらがえり(属に言う足がつるという状態)は多くは下腿(膝下の足)の裏側の「腓腹筋」部や足指の筋肉が数分間収縮する状態で、とてもつらい痛みを伴います。

 ある調査で高齢の方では2人に一人が経験しているそうです。多くは高齢、激しい運動後、熱中症に伴う脱水などが誘因となります。糖尿病やカムシウム異常、その他でもおこりますが、その頻度は多くなく足のつりのみでは重大な病気を心配することは無いと考えてよいと思います。

「足がつった」時はつった足の膝を伸ばしながら足首を背屈(上にあげる)させて治るまで続けてください。もちろん、夏の暑いときはこまめに水分をとり脱水にならないようにしましょう。

また、特にこの季節、ご高齢の方は注意しましょう。一般的にご高齢の方は発汗などによる体温調整がうまくいかず、夏でも何枚も上着を着たり、場合によってはストーブをたいている方も時にいらっしゃいます。また認知症がある場合はさらに自分で判断できず、先日も日中室温が30度もある中でふとんをかぶって眠っていたところ午後には熱中症となり病院に運ばれてきた方がいらっしゃいました。

 認知症のかたのご家族の介護は大変なものですが、可能であればエアコン使用やかぜ通し、また夏にはふとんではなくタオルケットの使用などに注意していただき、また時々体温を測定し体温が上がっていないか見ておくことも大切です。

 熱中症にならないように、また足のこむらがえりを作らないようにこの夏をのりきりましょう。

 

 (文責 H

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