冬の雨

2015年11月25日、札幌は62年ぶりの大雪に見舞われ44㎝の積雪を記録した。例年この時期に大雪が降ればそのまま根雪となり長い雪の季節となるところだが、今季は12月に入り暖かい日が続き、12月16日に積雪ゼロを記録、これは観測史上初となった。

前回のさっぽろ雪まつりでは、期間中に大雨が降り雪像の一部が倒壊する事態になった。冬の晴れた日の朝は、放射冷却現象で地表の熱が奪われ空気は乾燥し厳しい冷え込みとなる「しばれた朝」が、ここ1-2年あまり経験していない。

2015年12月、COP21「国連気候変動枠組条約第21回締約国会議」がフランスで開催された。地球温暖化対策目標が各国の思惑もあり、なかなか全会一致で採択されない。そもそも地球温暖化の原因は、先進国と新興国、そして発展途上国が各々自国の富を追求するあまり、森林の大規模な伐採や海岸の埋め立て等によって工場やビルの建設を無秩序に進める乱開発によって、CO₂の大量排出に繋がっているのではないのか。もう一つ深刻な事は、世界の至る所で勃発している紛争である。民族、宗教、貧富の格差の増大が複雑に絡み、殺りくと破壊が繰り返し発生し、アメリカ、ロシア、中国、ヨーロッパ諸国等が軍事力で抑え込もうとして戦闘になりすべてが破壊され、地球温暖化を加速させている。この最悪な環境破壊に歯止めをかけるために力を発揮出来る国は憲法9条を持つ我が国日本ではないのか?しかし、安倍政権は、アメリカの言い成りに軍備拡大を進め、憲法9条の解釈を変更し、自衛隊を海外に派兵しアメリカ軍と一体になり武力を行使出来るようにしてしまった。地球規模での温暖化対策を検討している中、日本が切った舵はどこに向かうのだろうか・・・。

昨年11月、父が他界した。5年前に母を亡くしてからは独り暮らしをしていた。父は兼ねてから「北海道の景色を空から眺めてみたい。日高山脈を飛行機で越えてみたい。」と言っていた。昭和47年から12年程日高管内に住んでいた頃、冬に見える南北に連なる白銀の日高山脈はとても美しく雄大であり、冬山を眺めると今でも思い出す。いつか、真冬の晴れた日に父の写真を胸に飛行機で日高山脈を越えてみたい。

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Photo by (c)Tomo.Yun

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