アンコール・ワットに昇る朝日に・・・ ~カンボジアで出会った子どもたち~

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シルバーウィークにカンボジアに行ってきました。旅行の前にカンボジア紹介のテレビを見て、地雷博物館の存在を知りました。そこは、アキ・ラーさんという個人が設立・運営していて、撤去した地雷や手榴弾などを展示しています。アキ・ラーさんは10歳から20歳まで軍隊にいて、地雷を埋める仕事をしていました。その後、地雷がカンボジアの人々にもたらした悲劇を知り、償いの気持ちで自ら撤去作業を今でも毎日続けています。これから行く国は、戦争や独裁政権のもたらした苦しみが色濃く存在している、ということを再認識し、単なる世界遺産観光に終わらせてはいけないという思いを胸に出発しました。

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アンコール・ワットをはじめ色々な世界遺産の前で、絵ハガキを売る多くの働く子供たちを見かけました。ふと足元を見るとほとんどの子は裸足です。直視できない真剣なまなざしで、「1$、1$」と観光客に声をかけます。一枚売れると大きな収入です。

また、シェムリアップ(アンコール・ワット等がある町)の郊外の湖を巡る船の船着き場で、10歳前後の男の子が船をつないだり、様々な作業をしています。エンジンをかけるまで子供です。湖に向かう川の両岸にたくさんの水上生活者の家があります。小さな手漕ぎのボートを漕ぐ10歳以下にしか見えない子供は、川に浮かぶ学校に通う最中です。行き先は、韓国の援助で作られたベトナム人の学校や教会です。

アンコール・ワットに向かう道路で、朝8時前から多くの親子の行列を見ました。そこはアンコール小児病院です。子供たちの診療は無料で、薬代もかかりません。農村部からは朝4時頃から多くの親子が来ます。余裕のある方は初診時に1,0000リエル(約30円)の寄付を、とお願いしても払えない人が半数という現状だそうです。1日400~600人の子供たちが外来に訪れるそうです。「治療を必要とするすべての子供たちにいかなる差別もなく必要かつ効果的な医療を真心こめて提供する」という使命の下に24時間体制で運営されています。

ガジュマルの樹木がからまる遺跡”タ・プローム”と池の中の島”ニャック・ポアン”(元は診療所)に向かう途中、民族音楽が流れてきました。演奏している人たちは、戦争や地雷で手足を失ったり病気になった人たちです。戦争の悲劇を強く感じる光景でした。

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早朝、アンコール・ワットに昇る朝日を見学しました。世界中から観光客が集まり、日の出を待っています。アンコール・ワットの塔のほぼ中央から朝日が昇り始めました。朝日は世界中の皆に平等に降り注ぐけれども、国によって、そこに住む人たちの現状はあまりにも違うという事実を痛感しました。

今、日本はどこに向かっているのだろう、と憂いを感じずにはいられない思いです。

文責:まいめろ

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